K.Iさん 2022年歯科医師国家試験合格
第115回歯科医師国家試験合格(2022年実施)/ 朝日大学卒業
歯科医師国家試験に合格するためには、「自分に合った戦略を立てることが重要である」ということを、先生のご指導により学ぶことができました。歯科医師国家試験は自分の大学の定期試験とは違い、分野ごとに出題数に差がみられます。
分野別に分かれている過去問題集を見ると、基礎系であれば衛生学と理工学、臨床系であれば口腔外科学の出題数が多いことが分かります。私の場合、全分野の知識が平均以下で、得意な分野もなかったため、最初に出題数の多い分野を中心に勉強をし、余裕が出てきたら出題数の少ない分野に関しても勉強していくことで、効率よく点数を取っていく勉強法を行いました。
出題数の多い分野から、CBTレベルの問題集を用いて基礎的な知識を復習しつつ、臨床問題の画像分析を行うことで、各分野の中で苦手な項目を探すことができ、そこを潰していくというやり方で学力を向上していきました。その結果、模擬試験での成績は徐々に上がっていきました。
また、国家試験では、「皆が正答している問題をできるだけ取りこぼさないようにすることも重要である」ため、模試での正答率が80%ある問題のうち、自分が間違えた問題を徹底的に復習していきました。
国家試験に合格するための勉強法と、自分の大学を卒業するための勉強法は同じではなかったため、卒業試験の突破は不安かつ厳しかったのですが、その分、国試に関しては、ここまで分析してきたという安心感と、実際に模擬試験での結果が自信へとつながり、本番でも緊張することなく、常にポジティブな思考で落ち着いて挑むことができました。
勉強面だけではなく、精神面に関しても支えていただき、感謝しております。